海岸林
日本海沿岸部の海岸林ではクロマツ林の造成が基本 ～荒廃した海岸林を再整備する取り組みが着々と進められている
松くい虫被害により荒廃したクロマツの海岸林
海岸林内陸部の林相（国道４０２号沿い）
海岸林内陸部に生育するタブノキ（常緑広葉樹高木）
クロマツ林内に生育するシロダモ（常緑広葉樹高木）
常緑広葉樹高木類の生育状況を調査（海岸林内陸部では、クロマツ林内の構成種としての利用が検討されている）
- プロジェクト名
森林整備設計委託（新潟市西区内野上新町地内）
- 実施期間
平成２５年度
- 発注者
新潟県
- 対象地・エリア
新潟市西区、西蒲区
- 業務内容
新潟市西区の新川左岸から角田山麓までの区間を対象に、健全で防災機能を高度に発揮する海岸防災林を育成するための整備計画を策定し、事業量を算定しました。調査区域では松くい虫によるクロマツの集団枯損やニセアカシア等の侵入による機能低下が危惧され、防災機能の早期回復と病虫害による一斉枯死の再発防止が求められました。このため全域について林況と植生の概況調査を行うとともに、内野上新町浜、四ツ郷屋浜については標準地を設けて林況調査を行いました。また内野上新町浜については、平成二十五年度からの事業実施にむけて植栽樹種、密度、植栽方法、試験植栽等の計画を検討し、事業区域の設定及び区域測量を行いました。