海岸林
- プロジェクト名
海第4-2号 防災林造成(海岸)防風林造成調査委託
- 実施期間
令和2年度
- 発注者
新潟県
- 対象地・エリア
新潟県柏崎市
- 業務内容
柏崎市学校町から安政町に至る飛砂防備保安林で行った業務です。学校町から北園町にかけては、平成2年に生活環境保全林整備事業により広い芝生広場や園路などが整備され、潮風公園として散策やジョギング、パークゴルフなど広く市民に利用されています。また当時植栽されたクロマツは樹高10~15mの海岸林を構成しています。このため今後も健全で快適な海岸林を維持し、保安林の高度利用を促進するため、林況・植生、荒廃森林、公園利用状況、保全対象地等の調査、及び林帯の断面構造や樹高生長の解析による土塁や防風柵による防風効果の検証等を行い、落葉広葉樹混交林を含むクロマツ海岸林の整備計画を策定しました。一方、公園の東側に隣接する安政町地区は、浚渫土砂等による盛土地で、平成25年以降、クロマツが植栽されてきましたが、苗木の活着不良、生育不良が課題となっています。このため簡易山腹横断測量による地形の調査、土壌断面調査、透水性試験、貫入試験、土壌分析などを行った結果、滞水しやすい地形と不透水層による排水不良が原因と考えられたため、排水性を確保するための再造成計画を提案しました。また土塁の防風機能を強化する対策として内陸側斜面の樹林化を提案しました。